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3Dプリンターで製造販売で成功事例? 「ラミージェットアダプター」

ラミーサファリローラーボールに、ジェットストリームの換え芯が使える変換アダプター

私の愛用しているボールペンはドイツのLAMY社サファリローラーボール。

機能美と手軽に購入できる価格が魅力なのです。

一点だけ難をつけるとしたら、換え芯のコスパが悪いこと。

純正の換え芯は¥600程度なのですが、未だに手描きを多用する私にとっては痛い所。


そこで、ジェットストリームの換え芯を使えるようにアダプターを自分用に作りました。

書き心地は純正以上、コストは1/12になるので素晴らしいです。




☆設計の試行錯誤

当初は芯の長さを延長すれば良いと単純に考えてましたが、それだけではダメで芯をしっかりホールドする必要がありました。

芯をしっかりホールドしないと、アダプターがペンの中に詰まって取れなくなったり、芯ががたつくのです。

コレを解決するのに苦戦しました。

アダプターをただの円柱にすると僅かに緩いだけで抜けてしまうし、僅かにキツイだけでも装着が困難になる。素材を薄くして弾力を持たせると強度が不足する。

仕組みが複雑だと製造が困難になる上に強度が不足する。

そうこう試作を繰り返してやっとできた仕組みが、三角柱の形状です!

三角柱では点で触れるので、側面のたわみを利用して程よいホールド感が得られるようになりました。

設計って楽しい。。




☆3Dプリンターで製造➡テスト販売

これがなかなか良かったので製品として出してみよう考えました。

一般的にプラスチック製品は射出成形という方法で作りますが、小さい物でも軽自動車が購入できるくらいの費用がかかりますので、3Dプリンターで作ったのをそのまま販売してみたらどうだろうか?と思い、テスト販売をしてみました。



☆まさかの反響

3Dプリンターで作った物が一般販売で受け入れられるのか?売れるのか?実証実験のつもりでAmazonに出品したら自身も驚く反響に!!

2024年1月現在で累計5,000個近く出荷している地味にヒット製品となっています。

(カテゴリランキングではLAMY社のボールペンを差し置いて一位に)

 Amazon


<ご確認ください>

※ローラーボール専用です。ノック式には使えません、ご注意ください。

※対応換え芯:ジェットストリームSXR-5,7,10